ブックガイド

第6回ブックガイド 外国人労働者問題を考える

安田浩一『ルポ差別と貧困の外国人労働者』光文社新書2010 安田浩一『外国人研修生殺人事件』七つ森書館 2007 安田浩一氏は労働問題などを得意とするベテランのジャーナリストで、2006年の木更津事件(中国人研修生が受け...
世界の保健医療アクセス事情

~虹の国が掲げる新型コロナワクチン接種計画と直面する現実 in南アフリカ~

南アフリカ難民事情 南アフリカはサブサハラ・アフリカで最も経済の発展した国と言えるでしょう。数億年の地球史が作り出した温暖で広大な土地、豊富な地下自然が眠り、自然保護区には数多くの野生動物を見ることができます。2019年のラグビーワールド...
外国人の日常生活を知ろう

医療現場での外国人とのコミュニケーションを考える

初期研修を終えてまもなく、検査入院をしていたロシア人の女性患者さんを担当することになった新米医師がいました。患者さんは母語であるロシア語以外はあまり話せません。どうやって毎日のコミュニケーションをとればよいのか、病棟看護師さんと相談してロシ...
外国人に情報を届けよう

ベトナム、ミャンマー、ネパール人コミュニティへの新型コロナウイルス情報普及活動の経験

2020年12月から2021年6月にかけて、MINNA ヘルスプロジェクトで実施した、在住外国人に向けた情報普及活動の要点をまとめます。 外国人に向けた情報発信は、本人たちに届いている? 関係者からの聞き取り調査...
世界の保健医療アクセス事情

第1回  非正規移民 in ベルギー  保健医療アクセスとワクチン

ベルギーで非正規移民に保障されている最低限の保健医療 ベルギーの首都ブリュッセルの教会。700名近くの非正規移民たちがハンガーストライキを始めてから10日が過ぎました。(2021年6月5日現在)1,2 。様々な事情や経緯を持つ彼らが求めて...
外国人が受診できる道筋を整えよう

希望するすべての人にワクチンを:ホームレス状態にある人たちを支援する取組み

NPOによる生活困窮者へのワクチン接種アンケート調査 認定NPO法人「世界の医療団」は、生活困難者への支援を行うハウジングファースト東京プロジェクトのパートナー団体と協働しながら、豊島区池袋周辺でアウトリーチ活動(夜回り)や医療生活相談を...
世界の保健医療アクセス事情

トヨタ財団の助成によるプロジェクト活動の始動

みんなの外国人ネットワーク(MINNA)は、トヨタ財団の助成(2020年度助成特定課題  「外国人材の受け入れと日本社会」)を受けて、「新型コロナウイルス感染症パンデミック下における在日外国人コミュニティへの情報提供体制整備と検査・診療への...
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番外編ブックガイド 失踪映画

 近浦啓監督 『コンプリシティ/優しい共犯』日本/中国 2018  藤元明緒監督 『海辺の彼女たち』日本 2020 今回は、書籍ではなく技能実習生の失踪者を取り上げた映画を取り上げてみたい。いずれも、物語は過酷な労働環境...
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第5回ブックガイド 団地から考える日本の未来と移民

安田浩一『団地と移民』角川書店 2019 大島隆 『芝園団地に住んでいます』明石書店2019 外国人が日本にやって来て、最初に直面するのが「住まい」の問題である。最初の数日はホテルで過ごせても、生活し働き始めると住まいを...
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第4回ブックガイド 移民の経済学

① Bパウエル編『移民の経済学』東洋経済新報社2016 ② 友原章典 『移民の経済学』中公新書2020 同名の書籍だが筆者は別々である。「移民の経済学」が流行っているという事実は、先進国が一様にこの「悩み」を共有していることを示して...
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